

産地:阿里山大窯 製茶時期:2020年11月上旬(冬茶)焙煎時期:11月中旬
品種:金萱(台茶12号)発酵度:軽発酵 焙煎度:軽焙煎 焙煎方法:焙籠(電気)
今年も冬茶らしい金萱の登場です。春と比べて柔らかな味わい、そしてすーっと鼻に甘いミルク香が抜けていく感じが特徴です。冬の寒気によって作られる穏やかな特徴に今季はプラスして淡く清らかな雰囲気をまとっています。嫌味のないすっきり感が飽きずにずっと愛でたくなるような素晴らしい出来の冬の金萱です。
(TeaBridge 茶譜簡介より)
◎雲間飲んでみた感想:
発酵軽めだけあって清香、爽やかな青さの冬のお茶。先の杉林渓大崙山も爽やか冬茶だけど、こちらの金萱はほんのり焙煎してあるからか、水色も橙色寄り、きゅっと甘さが際立っています。爽やかな中に上品な甘さ。あたたかい甘さ。美しい甘さ・・・とうっとり飲み進めます。金萱ならではの香り、ちょっとトロピカルフルーツというかマンゴーというか、熟した甘さと香りは他にない魅力ですね。
◎お茶の淹れ方
熱湯で何煎も淹れて味わいの変化を楽しんでみてください。
小さめの器(100ccくらい、でもまあ飲む人数とかによるので。手元にある一人で飲むときによく使う蓋碗は100ccないくらい、茶壺は110ccくらい。蓋碗とか茶壺とかなければ耐熱の器)
に熱湯注いで予熱します(これ大事)。
温めた器に茶を入れます。写真の茶葉で3gちょっとくらい。器の底に敷きつまるくらい目安。
ぱっと香りが立ち上るのですかさずくんくんします。
熱湯注ぎます。熱湯といってもヤカンで沸かした後ポットにうつしちゃうと温度下がってる(90℃以下とか)のでなるべく沸騰したてくらい熱々で。
まずはぎゅっとなってる塊に湯通ししてゆるませる&茶の葉自体の温度上げて準備運動。飲んでもいいけど薄い。
また熱湯注いでまずは1分。注ぎ切ってください。はあ美味しい〜。
だいたいどれも1分くらいでいいと思うけど、お好みで調節してください。
それを朝から晩まで繰り返す。何煎も飲んで薄くなってきたら長く待つ。
マグカップにちょっと茶葉いれて、湯を注いでそのまま葉っぱつけっぱなしで啜って飲んで、また湯をさす、という飲み方もできます。が、やっぱり茶のポテンシャルを最大に引き出すのは熱湯1分&注ぎ切るの繰り返しだと思います。